「施工管理」の仕事って、本当に未経験からできるの?という疑問に答えてくれた当社の技術社員の佐藤さん。
現場では表彰されたこともある優秀な方なのですが、実は佐藤さんは未経験入社なんです。さっそく、彼のサクセスストーリーをのぞいてみましょう。
仕事で一番大事なのは、"コミュニケーション"
現場での仕事で一番大事なのは、"コミュニケーション"だね。
これが出来ないと、仕事って成り立たない。
どんなに仕事が出来ても、周りの人たちといい関係性を築けない人は疎まれてしまう。
逆を言えば、未経験で入ってもちゃんとコミュニケーションが取れるなら何とかなる。
人の評価って、その人の持つ技術や経験だけじゃないんだよね。
僕はもともとガーデニングのデザインから作成、営業、管理全般の仕事をこなしていたから、
建設業界の経験はあったんだけど、今の現場は工場内の設備系のお仕事だからほとんど未経験で入ったようなもの。
だから、時には職人さんに教えて頂くこともある。
"施工管理"といえど、職人さんの協力なしには成り立たない仕事なんだよ。
職人さんがいてくれるから、仕事が成り立つ。
それを忘れちゃいけない。
「やって頂いている」っていう姿勢が大事。
どれだけ経験を積んでも、天狗になっちゃったらおしまい。
ちゃんと相手を尊敬する気持ちがなきゃ、うまくいかない。
これって仕事だけじゃなくて、恋人や家族との関係性でも言えることじゃないかな。
~自分から笑うこと、これはいつも大切にしている~
仕事って、自分のコンディションもそうだけど、
周りの雰囲気でやる気を左右されることも意外と多いなって。
だから僕はいつも、自分から笑うようにしている。
そうすることで、雰囲気が良くなってみんな楽しく仕事してもらえるかなって。
同じ職場で働く職人さんや他の施工管理さん、所長さんみんなと仲良くしたいから
挨拶や話し合いのときなど、できるだけ笑顔で話しかけるようにしてるかな。
指示1つにしても、表情や言葉遣い1つで相手への伝わり方って変わるから、
すごく意識してる。
計画書(=工事のスケジュールに関して、綿密に計画を立てて作成する書類)を作るときも、
職人さんの意見や考えを取り入れるから、やっぱり良好な関係性は欠かせない。
分からないことをちゃんと訊ける関係は、どんな仕事をするにしてもやっぱり大切だと思うし、
そういう関係性が築けていると大きなミスを未然に防ぐこともできるからね。
~余裕が大事。だから、プライベートも仕事も全力で楽しんでる~
でも昔は、全然こんな風に考えられなかったなぁ。
仕事にしても、プライベートにしても。
仕事では過労で何回か倒れてしまったり、プライベートでは離婚の危機が迫ったり……。自分に全然余裕がなかった。
余裕が持てないと気遣いが出来なくなって、大切な人とのコミュニケーションが取れなくなって、
仕事もプライベートも上手くいかなくなって……もう精神的に参っちゃった時期もあった。
でも、落ちるところまで落ちたら、あとは“やるしかない”って。
友人の助けもあって、何とか軌道に乗せることができた。
いろいろな経験や失敗などがあったからこそ、今のバックボーンが生まれたかな。
やっぱり人生は、“ハッピー”でなきゃ!ってね。
だから、人とのコミュニケーションを大切にして、毎日生きなきゃなって。
自分1人だけでハッピーになれることなんて、絶対にないからさ。
人に対して何か思うことがあっても、自分から変われば状況が変わることだってあるから、まずはそれをやってみる。
考えても分からないことは、悩まない。
どんな仕事に就いても、大切なことってきっと変わらないと思う。