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土木施工管理はなぜきつい?大変さの裏側にある仕事のやりがいについて

更新:2024-04-05

土木施工管理はなぜきつい?大変さの裏側にある仕事のやりがいについて

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土木工事は、道路や橋、鉄道などのインフラ整備の建設・整備を行う大切な仕事ですが、労働環境や労働条件によって大変というイメージが根強くあります。しかし、社会生活の基盤を作る仕事だからこそ、大変さを上回るやりがいがある仕事です。今回は、土木施工管理がきついといわれる理由と、仕事のやりがいについて解説します。

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土木施工管理がきついといわれる理由6選

一般的に土木施工管理がきついといわれる、6つの理由を見ていきましょう。

 

◇公共工事は書類が多い

施工管理は現場の巡回や指導、事務所での事務作業と、複数の場所で仕事を行います。これは土木工事に限らず、施工管理に共通する忙しさの根本的な理由です。

これらの理由に加え、土木工事ならではの特徴として国や地方自治体が発注する公共工事が多く、民間工事と比べて作成する書類が膨大という点があります。設計や仕様の小さな変更でも書面の提出が求められたり、役所の調査が入ったりするため、労働時間が定時を越えることも多々あります。

 

◇体力的にきつい 

土木工事は屋外作業が基本です。夏の暑さや冬の寒さの影響を直接受けるため、土木施工管理者には体力が求められます。

また、土木工事は日中の作業がメインですが、日中に工事ができない事情がある場合は夜間工事で対応します。夜間工事になるケースには、交通量の多い道路や終電後のホームドア設置工事、シールド(トンネル)工事などが挙げられます。夜間工事に従事すると生活リズムが崩れやすく、慣れるまで体に負担がかかることもあるようです。

 

◇工期が天候に左右される

建築工事は高所作業などを除き、雨でも工事を続行するのが一般的です。しかし、土木は屋根がない環境で工事することが多いため、悪天候で工事がストップすることもあります。天候で工期が左右されるのは、土木施工管理ならではの大変さといえます。

また、進捗の遅れを取り戻すため、休日出勤で対応することも珍しくありません。工期厳守が基本だからこそ、工期のギリギリまで仕事に追われることになります。

 

◇転勤が多い

土木工事は公共工事が中心であり、大規模なプロジェクトに携わる可能性もあります。そのため、急に転勤が決まることも珍しくありません。滞在期間もプロジェクトで異なるため、1年前後と短い場合や、数年にわたって勤務するケースもあるようです。

また、全国展開する会社の場合、地方に転勤する可能性もあります。転勤に家族が付いて行けない場合は、単身赴任になることも多いようです。

 

◇無理な要望で板挟みにされる 

大手ゼネコンの下請けの場合、実現が難しい工期を言い渡される、急な設計変更を要求されるなど、厳しい要求が入る場合があります。ゼネコンの体制によっては、書類の作成方法や現場の人付き合いにも注文が入るケースもあるようです。

また、土木工事はさまざまな協力会社に施工を依頼するため、協力会社との調整に苦心することもあります。調整のために打ち合わせの回数が増えると、多くの時間と労力を費やさなければなりません。

 

◇現場の人間関係に悩む

発注者・元請け・協力会社など、土木工事には多くの関係者が存在します。

現場を統括的に管理する中間管理職の立場だからこそ、施工管理者は多方面の人間関係に気を遣わなければなりません。そのため、さまざまな立場の関係者に気を配る必要がある施工管理は、ストレスを感じやすい仕事といえます。また、土木施工管理は転勤が多く、行く先々で人間関係を新たに構築しなければならない大変さも挙げられるでしょう。

さらに、土木工事は工期に追われることが多いため、余裕のなさからきつい言葉を投げかけられることもあります。現場に不慣れな土木施工管理者は、「怒られている」と勘違いするケースもあるようです。

 

つらいだけじゃない!土木施工管理のやりがいとは?

土木施工管理の仕事がきつい理由はいくつもありますが、大きなやりがいを感じられる仕事でもあります。大変さの裏側にある、土木施工管理のやりがいについて見ていきましょう。

 

◇社会に貢献できる

土木工事は生活を支えるインフラの整備を担う仕事であり、社会に貢献していることにやりがいを感じられます。道路やトンネル、鉄道など、多くの人が利用する状況が目に見えることも、土木施工管理の魅力です。

また、土木工事は災害時における復旧工事の要です。地域の復興の一翼を担えるのは、土木施工管理者として誇りを感じられるでしょう。

 

◇工事が完成したときの達成感

土木施工管理はひとつの現場において、ゼロから完成まで一貫して携わります。工事が完成したときに味わえる達成感は、土木施工管理ならではの醍醐味です。

数々の関係者をまとめあげることに苦労したとしても、工事の完成で一気に報われます。元請けや協力会社などの関係者で慰労会を行い、お互いを労うこともあります。関係者の調整は難しい面もありますが、多くの人とコミュニケーションをとる楽しさも味わえます。

 

◇土木工事の安定性 

土木工事はインフラ整備や災害復興に加え、建築工事の土台となる重要な工事です。土木工事がなければ建設そのものが成り立たないため、需要の安定性が保証されています。また、土木業界は人手不足ということもあり、転職に困らないことも魅力といえるでしょう。

インフラの老朽化により、新設工事だけでなく、改修工事の需要も高まっています。さらに、ICTやAIといった先端技術の導入も加速しているため、将来性もあります。

 

◇経験に見合った給与が得られる

土木施工管理者は年齢に比例して年収が上がる傾向にありますが、技術力が認められれば若年層でも高収入が期待できます。技術力を客観的に示すうえで必要になるのが資格です。

土木施工管理に携わる場合は、土木施工管理技士の取得を目指しましょう。土木施工管理技士資格により、監理技術者や主任技術者などになることができます。土木施工管理技士の有資格者は人手不足であるため、高い給与を支払う企業を見つけることは比較的容易です。そのため、キャリアアップや、転職に役立ちます。

施工管理の世界では、工事の規模が大きいほど年収が高くなる傾向があります。土木工事は大規模なプロジェクトが多く、必然的に年収が高くなります。また、地方に転勤した場合、赴任手当や寒冷地手当などにより、年収が上がることも少なくありません。

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まとめ

土木施工管理は体力面や人間関係、協力会社との調整など、きつい面もたしかにあります。屋外での作業が基本のため、天候に工期を左右される点も大変です。しかし、土木施工管理はゼロから完成まで一貫して携わるため、無事に工事を終えたときのやりがいは大きいものです。また、社会貢献に直結するため、仕事に誇りを持てることも土木施工管理の魅力といえるでしょう。

とはいえ、土木施工管理の働き方に不安がある方もいるはずです。土木施工管理の働き方などに悩みを抱えている方は、アドバイザーにご相談ください。

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この記事を書いた人

ベスキャリ建設 編集部

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