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電気工事の現場で知っておきたい専門用語①

更新:2022-05-17

電気工事の現場で知っておきたい専門用語①

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電気工事は、人々が暮らすうえで欠かせない、電気を供給する道筋を造る重要な仕事です。住まいや店舗、電車などのインフラ設備はもちろん、災害時の電力復旧という重要な役割を果たします。電気工事の現場はさまざまな専門用語があり、実際に働く人だけでなく、電気工事業界を目指す人も把握しておくことが大切です。ここでは、電気工事の専門用語を理解する重要性と、現場で働くうえで必要な専門用語について解説します。

 

■なぜ電気工事の専門用語を抑えておくことが重要なのか?

電気工事の専門用語を理解しておくと、具体的な業務内容が分かりやすくなり、業界研究に活用することができます。

発電所で作られた電気は4種類の変電所を経て、電柱に設置する変圧器に届くことで建物に電気が供給される流れです。そのため、電線を張る外線工事、建物内で電気を使えるようにする内線工事のほかに、鉄道関係、街灯や信号などさまざまな仕事があります。

特に、工事内容ごとに専門用語が存在するので、具体的な業務内容の理解度がアップします。電気工事業界でどの道に進むのかを決める、大きな目安となるでしょう。

 

■電気工事の現場で知っておきたい専門用語

電気工事に携わる場合、以下の専門用語を把握しておく必要があります。実際に電線を張る作業や、電気を供給する知識が身に付くので、これから電気工事業界に挑戦する方は勉強しておいて損はないでしょう。

 

◇単極スイッチ

単極スイッチとは、1つの電灯の回路をON・OFFする装置のことです。部屋の壁に設置している、電気のボタンがこれにあたります。単極は1つの回路を指し、一度に複数の回線を切り替えるものは2極や3極と呼びます。

 

◇クランプメーター

クランプメーターとは、交流回路の電流を測定する測定器のことを指します。これまでの電流の測定は通常回路を切断する必要がありましたが、クランプメーターは回線を切断せずに、通電中の電線を挟むだけで電力の測定が可能です。クランプメーターは、建物内に電気を供給する際の電流チェックなどで使用します。

 

◇インピーダンス

インピーダンスとは、回路に流れる電流と電圧の比率のことで、交流回路の電流の流れにくさを示すものです。電流の流れを妨げる要因となる、抵抗とリアクタンスの総称がインピーダンスにあたります。

 

◇がいし引き工事

がいし引き工事は電気工事の施工方法の1つで、電線と支持物を絶縁する「がいし」を造営材に取り付ける工事のことです。がいしは絶縁性や耐水性、難燃性に優れており、一般的な電柱に取り付ける電信用と、鉄塔に使用する電力用があります。

 

◇ケーブル工事

ケーブル工事とは、電線にケーブルを使用する工事のことです。ケーブルの中に電線が通っているため、建物内の配線によく用いられている工法です。

 

◇電線管工事

電線管とは電線を通す部品のことで、電線の絶縁や衝撃の保護、日光の劣化を防ぐためのものです。電線管をあらかじめ配管しておき、あとから電線やケーブルを通すのが電線管工事の仕事です。

 

◇フロアダクト工事

フロアダクト工事とは、床下に埋め込んだフロアダクト内に電線を通す工事です。フロアダクトは床下から床上へ電線を引き出すための装置で、主にコンクリート造の建物に用いられます。

 

この記事を書いた人

ベスキャリ建設 編集部

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