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プラントエンジニアが求められる転職先とは?業界の今後の動向&将来性も紹介

更新:2022-05-16

プラントエンジニアが求められる転職先とは?業界の今後の動向&将来性も紹介

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プラントエンジニアと一口にいっても、専門領域ごとに仕事内容が異なります。専門分野に特化した形で業務を遂行するプラントエンジニアは、どのような転職先があるのでしょうか?転職を検討するにあたり、プラントエンジニアの今後の動向も気になるはずです。

今回は、プラントエンジニアの仕事内容を業種別におもな転職先、今後の動向と将来性について解説していきます。

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■【種類別】プラントエンジニアの仕事内容

プラントエンジニアはそれぞれ専門領域があり、仕事内容も多岐にわたります。そこで、代表的なプラントエンジニアの種類と仕事内容を見ていきましょう。

 

◇機械系プラントエンジニア

機械系プラントエンジニアは、プラントの基本設計、詳細設計、構築からオペレーション、メンテナンスなど、幅広い業務を担います。

基本設計は工場設備や敷地内の配置を計画するもの、詳細設計は配置する設備の設計、建設設計などを行なう業務です。プラントそのものを建設する業務では、プラント全体の設計、設備の納品などを担当します。

また、工作機械やボイラーなどの機械設備の設計、配置、配管など、特定の分野に特化した機械系エンジニアも現場で活躍しています。

 

◇電気系プラントエンジニア

電気系プラントエンジニアは、プラント全体の電気供給システム、プラントの制御システムなどの構築を行ないます。プラントの稼働に電気系統が欠かせないため、電気に関する深い知識が求められます。

電気系プラントエンジニアは配電制御や配電方法などの知識が必要です。電気工学や電子工学、工学部などで電気を学んでいた方に適している業務といえるでしょう。

 

◇土木系プラントエンジニア

土木系プラントエンジニアは、おもにプラントや周辺の道路設備、湾岸設備などの設計、施工、管理などを担います。プラント建設にも携わるため、施工管理のようなスケジュール管理やリスク管理が求められます。

土木系プラントエンジニアは、土木工学を学んだ方、土木や建築の知識がある方に適した業務といえるでしょう。

 

◇化学系プラントエンジニア

化学系プラントエンジニアは、石油や鉱物などから化学製品を製造化するプロセスを構築する業種です。製品を作るプロセスの構築、構築したプロセスのマネジメントも仕事に含まれます。

化学反応の応用など、製造工程の仕組みに関する知識が必要です。大学の工学部、理学部などで化学を学んでいた方が活躍できる業務といえるでしょう。

 

■プラント業界の現状&プラントエンジニアの転職先

プラント業界の現状と今後の動向、エンジニアの転職先、実際の求人例を紹介します。

 

◇プラント業界の現状と今後の動向

プラント業界の売上高は1.9兆円と全業種のなかでも大規模ですが、2015年をピークにプラント業界の規模は減少傾向に入っています。2008年の原油価格の急速な下落、米国の金融危機の影響を色濃く受けた結果です。

その一方で、2050年に向けて脱炭素の動きが加速し、再生可能エネルギー分野が活発になることが予想されています。高度成長期に建設されたプラントは老朽化を迎えるため、メンテナンスだけでなく、建て直しの需要が増える可能性もあるでしょう。

 

◇プラントエンジニアが求められる転職先とは?

プラント業界は製品を製造する産業分野、エネルギー分野、化学分野、環境分野とさまざまな分野があります。

プラントエンジニアの転職先は、プラントを国内外に建設するエンジニアリング会社、設計・施工会社などが挙げられます。

大手の総合エンジニアリング会社は石油やガスを得意とする企業、水素エネルギーをはじめとする新規分野を扱う企業など、それぞれ業種が異なります。プラントの設計や施工を専門とする会社の場合、一括で作業を請け負うものと、部分的な工程のみを請け負うものがあります。また、既存のプラントの保守や管理を専門に手がける企業も、転職先として選択肢の一つといえるでしょう。

バブル崩壊でプラント建設の大規模プロジェクトが減り、経験者の人手は不足傾向にあります。プラントエンジニアの経験、または業務に関わる知識を持つ方は、プラント業界に転職しやすい状況といえるでしょう。

ただし、業種によって仕事内容が異なるため、転職活動中に企業研究をしっかりと行なうことが重要です。

 

◇プラントエンジニアの求人例

プラントエンジニアの業種別に、実際の求人内容を紹介します。

業種 仕事内容 年収
機械系 家電・産業機械などの機械設計、ソフトウェア設計開発 約480万円
土木系 風力発電所建設の土木設計 500万円~1,000万円
電気系 医薬品系、食品系、化学系のエンジニアリング業務 600万円~1,100万円
化学系 化学メーカーで使用する耐食配管の技術開発、設計、品質保管業務 480万円~602万円

プラントエンジニアの求人を見てみると、機械設計、電気電装設計、施工管理の業種が比較的多いようです。石油系、医薬品、食品などの従来のジャンルのほかに、再生可能エネルギー関連の求人が目立ちます。

 

■プラントエンジニアに将来性はある?

プラントは石油、エネルギー、製鉄、医療品、食品などの製造や産廃処理など、私たちの生活を支えています。そのため、プラントそのものがなくなることは考えにくく、プラントエンジニアの仕事が途絶えることはないでしょう。

ただし、国内における新規のプラント建設の需要は停滞傾向にあります。今後見込まれるプラントエンジニアの需要としては、既存プラントのメンテナンスと老朽化にともなう建て直し、再生可能エネルギー分野などが挙げられます。

また、プラント建設需要の高い中東やアジアへの海外赴任も、プラントエンジニアのキャリア形成に大きく影響するでしょう。

プラントエンジニアの将来性については、以下の関連記事で詳しく紹介しています。

プラントエンジニアリングの将来性とは?プラントエンジニアの仕事内容と業界の需要について

 

■まとめ

プラントエンジニアは機械系、電気系、土木系、化学系といった専門領域があります。国内の新規プラント建設需要は停滞している反面、脱炭素社会に向けた再生可能エネルギー分野は今後伸びる可能性が高いでしょう。

実際の求人からもわかるとおり、プラントエンジニアは業種ごとに多種多様な求人があります。プラント業界は人手が足りない状況にあるため、将来性が明るいプラントエンジニア業界に飛び込んでみる価値はあるでしょう。

プラントエンジニアの転職先などで不明点がある方は、現キャリのキャリアアドバイザーに一度ご相談ください。

 

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この記事を書いた人

ベスキャリ建設 編集部

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